こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
ガイドをしているとお客様から、よくこんな質問をされます。
『ラフティングの時期っていつからいつまで?』
一般的にラフティングの時期は夏の7月~9月を想像する方が多いと思いますが、これは半分正解であって半分不正解みたいな感じです。
私はラフティングガイド自体は9年しているのですが、過去に12月でもツアーをした経験もありますよ(笑)
私のラフティング経歴については下記記事を見ていただくと最低限の信頼性担保にはなると思います。
そこで、今回の記事ではガイドだからこそわかる、ラフティングでもっともおすすめする時期と、月ごとの魅力について解説します。
そのほか何月まで、ラフティングをできるのかにつても説明していきます。
夏だけがラフティングの時期と思っている方は、少し損をしているので、この記事を読んで是非おすすめの時期にラフティングをしに来てください。
ラフティングおすすめの時期はいつ?
結論から言うとラフティングをするのに、おすすめの時期は場所(各河川)によって変わります。
理由は、気候も違えばダムが放水する時期も違うので、一概にこの時期がおすすめとは言えないんですよね。
ただ、それだと読者の求める答えになっていないので、あえておすすめの時期を言うと、5月下旬~7月中旬(夏休み前)までが個人的には良いかなと思います。
何故この時期がラフティングするのに、もっともおすすめの時期か説明すると…
比較的気温が高い
水量が多い
比較的ツアー料金が安い
これら3つの要素から私は5月下旬から7月中旬までのラフティングをおすすめします。
次で一つづつ詳しく解説していきますね。
比較的気温が高い
一つ目の理由として、比較的気温が高いというのが挙げられます。
また、5月になると水温も上がってきます。
下記グラフ参考
※一例として四国吉野川の各月の水温と気温のグラフを掲載しています。
出典:吉野川上流の水温と気温
まあ、これは言うまでもないですよね。
ただ、気温だけでいうと、8月がベストなのですが、8月は水量が少ないことが多いです。
水量については、次で詳しく解説しますね。
水量が多い
水量については、5月以降から川の水は増える事が多いです。
なぜなら、田植えなどの影響でダムの放水量が増える傾向にあり、更に寒い地域では気温が上がるので雪解け水の影響で増水傾向にあります。
他にも6月~7月にかけては梅雨の時期でもあり一年でもっとも水が多いです。
これらの影響で5月下旬~7月下旬までは、他の時期に比べてハイウォーターの日が多く激しいラフティングが楽しめます。
気温が高くて、水が多い、これだけで魅力的なラフティングが出来そうですが、更に言うと比較的ツアー料金も安いです。
料金や値段については、次で説明します。
比較的ツアー料金が安い
ラフティングにおける繁忙期は7月中旬(3連休)からハイシーズンに入ります。
そのため、多くのラフティング会社はこの時期にツアー料金を高く設定します。
ラフティングにおける値段や相場について、もっと詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ!

反対にそれ以前の7月中旬(3連休)までは料金もそこまで高くない会社が多く、それでいてお客様も少ないので狙い目です。
特に平日は、ツアー料金も安く、お客様が少ないので、プライベートツアーさながらの濃いラフティングをお得にできます。
そのため、安くお得に行くには、5月~7月中旬の平日を狙うのが一番賢い選択になります。
とは言っても、大人数でキャッキャしながら楽しむのもラフティングの醍醐味でもあります。
なので一般的なラフティングのハイシーズンである7月中旬~9月頃まで来るのも、それそれで楽しめる事間違いはないでしょう。
ラフティング月毎の魅力
ここまでは、ラフティングのおすすめの時期について説明しました。
ここからはラフティングの月毎の魅力について説明していきます。
5月~7月
この時期は先程も説明しましたが、水量が多い傾向です。
なので、楽しみ方としてはハイウォーターを楽しみましょう。
水が多いという事はそれだけ波も高く、スリルを味わいたい方には最適な時期です。
参考にラフティングではないですが、増水時の水が比較的多い吉野川の動画をどうぞ!
こういった感じでほとんどの川はこの時期は普段よりも水が多いのが特徴です。
8月~9月
この時期は気温が高くラフティングをするには、もっとも適した時期です。
川に入らないと灼熱なので、水遊びを思いっきり楽しみたい人に向いています。
ただ、河川にもよりますが、水量は少ないことが多く岩がごつごつしているので、テクニカルなラフティングになります。
岩を漕いで避けたり、ボート内を移動し体重移動で岩を避けるイメージです。
※河川によっては、ダムの放流で水が多い所もあります。
水が少ないと楽しめないかと言うと全然そんなこともなく、反対に落差が出るので、飛び込みや落差のある急流ポイントではより、激しさを増すことになります。
ただ、この時期は年間を通してもっとも忙しい時期なので人も多く、料金も他の時期よりも割高です。
ツアー内容にもよりますが、ゆっくりと遊ぶという事がしにくい反面、人数が多いので単純な水かけでもわいわい盛り上がったりとこの時期特有の熱いラフティングが出来るという魅力もあります。
10月
9月までは残暑で盛り上がりを見せたラフティングもこの時期になると落ち着きます。
そのため、お客様もグンっと減るので、意外と狙い目!
川の水は季節よりも1ケ月ほど遅れてくるので、10月の上旬までならまだまだ水遊びは可能です。
ツアー料金も安くなり、人も少ないのでとことん遊んだり、まったりトークをしながら下ったりできるのでおすすめの時期でもあります。
11月以降
11月にもなると、お客様の人数は更に少なくなります。
ガイドでいうoffシーズンですね。
そのため、会社によってはツアー自体を開催しない場合も…
ただ、ラフティングをする事は可能で、中には一年中ラフティングができる河川もあります。
11月のラフティングは紅葉がキレイなので、ゆっくり観賞しながら下る事も可能です。
寒いですが水量も落ち着いているので、あえて水遊びを少なめにするなど工夫すれば、全然やれます。
ちなみに、この時期はラフティングの後に温泉を入ると最高に気持ちがいいです。
下記記事に保津川ラフティング限定ですが、その後におすすめする温泉を紹介しています。

11月以降~4月までは、かなり寒いので、正直おすすめはしていません。
ただ、稀に12月に団体のお客様が来たりoffシーズンといえど、ラフティングをする方はいるので、やれない事はないですが…
寒いのを承知で来ていただけるなら、プライベートなツアーもできて料金以上にお得なラフティングをできるので、そういった方には良いかもしれませんね(笑)
ラフティングおすすめの時期のまとめ
最後に、ラフティングおすすめの時期についてまとめてみると…
ラフティングは5月下旬から7月中旬の3連休までがおすすめ
気温が高く水量が多い
ツアー料金が安い
お客様も比較的少ないので濃いツアーができる
週末よりも平日がおすすめ
こういった所ですね。
今まで夏にしか行ったことがないって方は、是非他の時期に行ってみてはいかかでしょうか?
景色も違えば、川の風景も違うので、同じ川とは思えない新たな発見がありますよ。
実際私も何百回と同じ川を下っていますが、まったく飽きませんからね。
増水時には今まで見たこともないような急流が現れたかと思えば、渇水時はこんな岩があったんだ!
そんな発見の毎日です。
この記事を読んだ方は、一度体験した川でも時期を変えて何度でも遊びに来てくださいね。
【補足】この記事を読んで『ラフティングをしてみたい!』
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というわけで今回は以上です。
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