こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
ナチュラルクリーニングとしてキッチンの油汚れなどで人気の重曹ですが、調べてみると洗濯槽の掃除にも使えるようです。
ただ、中には重曹は洗濯槽の掃除には適していないと書いている記事もあり、どっちらが正しいのか個人的に気になったので、実際に洗濯槽の掃除を重曹でやって効果のほどを検証しました。
そこで、今回の記事では重曹での洗濯槽掃除の効果についての検証と、自分が掃除をして思った感想を紹介します。
ちなみに、この記事を書く一ヶ月前オキシクリーンで洗濯槽を掃除をしているので、オキシクリーンと重曹の効果についても比較画像を用いて解説していきます。
洗濯槽の掃除は重曹が良いと言われる理由
重曹が何故洗濯槽の掃除に適していると言われるのか、以下に重曹の持つ効果を解説していきます。
洗濯槽につきやすい汚れを中和する
消臭効果
環境や人に優しい
上記の効果があります。
重曹は弱アルカリ性の性質で酸性のものを中和する働きがあり、油汚れや手垢、焦げ付きなどに効果があります。
洗濯槽の中には皮脂などが付着しているので、確かに効果がありそうですね。
それ以外にも、酸性の物が持つ臭いに吸着する働きがあります。
その消臭効果のおかげで洗濯槽の臭いにも効果的です。
また、ナチュラルな素材で人体にも環境にも優しいので、安心して使用できます。
こうしてみると、重曹で洗濯槽を掃除するのも効果が期待できそうですね。
重曹で洗濯槽の掃除をやってみた
では、ここからは重曹を使って実際に掃除をした手順を解説していきますよ。
洗濯槽にお湯を入れる(満水)
重曹を入れ撹拌する(200gが目安)
洗いコースを5分する
2~3時間放置
汚れが浮いていたら取り除く
再度5分洗いコース
自動運転(通常の洗濯コース)
洗濯槽を乾かす
上記の順番で掃除をやりました。
次では細かく実際にやった手順を解説します。
実際の手順
①洗濯槽にお湯を入れる(満水)
洗濯槽にお湯を入れます。(赤い線の所が満水です)
お湯の方が水よりも重曹が溶けやすく、また洗濯槽についた皮脂などの油汚れも落ちやすいです。
②重曹を入れ撹拌する(200gが目安)
重曹を洗濯槽の中に入れてトングなどで混ぜ撹拌します。
重曹の量はだいたい200gとの事ですが、水の分量に対しどれくらいの重曹を入れるかはどこも書いていませんでした。
なので、だいたいの目分量で行きました。
水36ℓに対して重曹150gほどでやりました。
③洗いコースを5分する
洗いコースだけを選択して5分洗濯機を回します。
重曹を入れて5分回した後ですが、汚れもなくキレイです。
この時点で汚れが浮いていたらネットなどで取り除きます。
④2~3時間放置
2~3時間後の画像ですが我が家の洗濯槽は、ほとんど汚れが浮いてきませんでした。
だいたい2時間~3時間そのままつけおく感じです。
⑤汚れが浮いていたら取り除く
2~3時間つけおいたら洗濯槽に汚れが浮いていないかチェックします。
もし、ここで汚れが浮いている場合は、上記のようなネットでゴミがなくなるまで取り除きます。
⑥再度5分洗いコース
ゴミを取り除いてキレイになったら、再度洗いコースで5分回していきます。
ここで、ゴミが浮いてこなければ次のステップに進みます。
もし、洗いをした後ゴミが浮いてきたら取り除いて、再度洗いコースで5分回すをゴミが浮いてこなくなるまで繰り返します。
⑦自動運転(通常の洗濯コース)
ゴミが浮いてこなくなったら、通常の洗濯コースで洗っていきます。
最後のすすぎの際に水道水を使うので、水道栓を開けておく事を忘れずにしましょう。
⑧洗濯槽を乾かす
最後は洗濯槽の中を乾かします。
乾いていないまますぐにフタを閉めると、カビが発生する原因になるので乾くまでフタは開けておきましょう。
以上が重曹で洗濯槽の掃除をした実際の手順になります。
次の章では効果の検証と感想について触れていきます。
【比較画像あり】オキシクリーンと重曹はどっちが効果的?
今回重曹を使って洗濯槽の掃除をしましたが、洗浄効果については正直期待外れだったかな…
というのも、過去にオキシクリーンを使って洗濯槽を掃除しているので、その時と比べると体感値ではオキシクリーンの方が効果は上と感じました。
論より証拠なので、以下にオキシクリーンで掃除をした時と、今回の重曹で掃除をした時の比較画像を見てみましょう。
[twentytwenty][/twentytwenty]
オキシクリーンの方がハッキリと汚れが浮いているのがわかりますね。
この比較画像を見て『オキシクリーンで洗濯槽を掃除したい!』という方は、以下の記事に詳しくやり方や手順を解説しているので参考にしてください。

つまり、洗濯槽の掃除は重曹よりもオキシクリーンの方が効果的というのが私なりの検証結果です。
また、調べてみると重曹が洗濯槽の掃除にあまり向かない理由も発見しました。
次で解説していきます。
洗濯槽の掃除に重曹が向かない理由
ナチュラルクリーンな素材として掃除に大活躍の重曹ですが、洗濯槽の掃除には向かない理由を解説します。
重曹の洗浄力は弱い
重曹の洗浄力は正直強くはないです。
洗浄力の強さで言うと…
重曹>酸素系漂白剤>塩素系漂白剤の順番です。
そのため、洗濯槽にこびりついた汚れを重曹だけで落とすのはあまり効果がある方法とは言えません。
塩素系が一番強力ですが、肌に触れたり混ぜるのが危険でプールのような臭いがするので少々扱いにくいです。
初心者の方は、洗濯槽は酸素系漂白剤が、効果も高く扱いやすいのでおすすめです。
重曹で洗濯槽のカビは取れない
重曹は雑菌やカビまで落とす力はなく、せっかく洗っても洗濯槽を完璧にキレイにできるわけではありません。
途中でも説明しましたが、弱アルカリ性の重曹に効果的なのは、食べカスや油汚れなどの酸性の汚れです。
確かに洗濯槽には皮脂などの油汚れが多く付着していますが、同時にカビや雑菌も繁殖しやすく、油汚れは重曹で落ちるがカビなどには効果があまり期待できないんですね。
重曹は水に溶けにくい
重曹は水に溶けにくいので、溶け残りが発生しやすくなるので、洗濯槽の穴に詰まってしまうケースも…
また、皮脂などの油を取る場合は200g以上の重曹を入れる必要があるので、溶け残りが発生しやすいです。
溶け残りに関しては、お湯で溶かす事で溶け残りはかなり防げるのですが、単純に効果だけを考えても重曹よりも塩素系や酸素系漂白剤の方が洗濯槽の掃除に適していると言えます。
まとめ
洗濯槽の掃除はいろいろな方法があるので面白いですよね。
重曹は人にも環境にも優しいので、使い勝手は抜群です。
ただ、今回私が実際に重曹を使って掃除をした感覚では、洗濯槽には向いていないという印象でした。
もしかしたら、1ケ月前にオキシクリーンで洗濯していたのも関係しているのかな?
とはいえ、重曹とオキシクリーンどちらも実際に掃除した上での感想なので参考にはなるはずです。
我が家では、今回の検証結果からこれからも重曹ではなく酸素系漂白剤で洗濯槽を掃除していきます。
何で掃除をするかは個人の自由なので、あくまで私の場合って思っていただければと思います。
もし、洗濯槽の掃除を重曹でしている人で『凄く効果があったよ!』って方がいたら是非やり方など教えてもらえれば嬉しいです。
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