こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
皆さんお風呂のお湯を有効活用できていますか?
我が家では、お風呂に使ったお湯は全て流してしまっていたのですが、流すたびに『もったいないなぁ何か有効活用できないかな?』という罪悪感がありました。
そこで、ベタですが『そうだ!洗濯に利用したら節約になるし、罪悪感もなくなるはず!』という事で、さっそく残り湯で洗濯をする方法を調べてみました。
調べて行く過程で疑問もありましたが、実際に残り湯で洗濯してみると全て解決できました。
今回の記事では実際に残り湯の洗濯を画像つきで手順を丁寧に紹介していきます。
その他、私自身が疑問に感じた「すすぎの工程に注意点はあるのか」「残り湯で節約になるのか」「雑菌や匂いは大丈夫か」なども全て解説するので、是非参考にしてください。
残り湯での洗濯のやり方
では、さっそく残り湯での洗濯のやり方を解説していきます。
洗濯物を洗濯機に投入
運転ボタンを押す
洗濯物の量によって水量が表示されます
表示水量に合わせて洗濯機の投入口に洗剤を入れる
- 表示水量に従って残り湯を入れる
- 運転スタート
(※後述しますが、この時水道の栓も開けておくとすすぎの際、自動で洗い流してくれます。)
上記の流れでやってもらえれば上手に残り湯で洗濯できます。
ちなみに、洗剤の投入口がどこにあるのかわからない方は下記の記事が参考になりますよ。
投入口に入れる理由についても解説しているので、興味がある方は読んでみてくださいね。

次では、残り湯で洗濯する際に用意した物や、実際にやった手順を画像付きで解説していきます。
用意する物
私が、残り湯で洗濯するために用意したものを紹介します。
- 風呂水ポンプ
- 洗濯洗剤
(お風呂の残り湯を自動で洗濯機に入れれる)
(なんでも可)
上記の2つですが、基本的に普段洗濯している物以外は必要ないです。
洗濯洗剤もなんでもOKですが、私はより洗浄効果を強めたいので過炭酸ナトリウムと重曹をよく愛用しています。
過炭酸ナトリウムと重曹は100均で売っており、オキシクリーンの代用ができます。
オキシクリーンの代用品を考えている方には下記の記事が参考になりますよ。

また、もう一つの風呂水ポンプは自動でお風呂の残り湯を洗濯槽に入れてくれる優れものです。
以前つけおき洗いをした際はバケツでお湯を汲んでいたのですが、毎回やるのはしんどかったので風呂水ポンプを購入しました。
私が購入したのは、上記の風呂水ポンプでレビューを見て良さそうなので買いました。
実際に使ってみるとバケツ汲みの労働から解放されたので遥かに楽になりましたが、洗濯槽に水量が溜まっても自動で止まる機能はついていないがネックですね。
自分でお湯の量を調整しないといけないので、タイマーを計って(1分に8ℓ入ります)水量調整をする必要があります。
まあ、お値段も安いし慣れもあると思うのでバケツ労働を考えると購入して満足です。
ちなみに、ここで紹介したのはあくまで私がやりやすいようにと用意したものなので、無くても普通に洗濯できます。
あれば便利ぐらいに思ってもらえるといいです。
次は、実際に残り湯で洗濯した手順を解説していきます。
実際の手順
①洗濯物を洗濯機に投入する。
洗濯したいものを取り敢えず洗濯槽に入れます。
②運転ボタンを押すと、洗濯物の量によって水量が表示される。
洗濯物を入れたら運転ボタンを押します。
水量が表示されていますね。
③表示水量に合わせて洗濯機の投入口に洗剤を入れる
洗剤投入口は洗濯機によって違うので、わからない場合は取り扱い説明書を読んでください。
どうしてもわからない場合は、洗濯物に直接洗剤をかけるのではなく、お湯に溶かして入れるようにしましょう。
④表示水量に従って残り湯を入れる
お風呂の残り湯を入れて行きます。
よほど古い洗濯機でもない限り、お湯が少なかった場合は水道栓を開けていると自動で洗濯機が感知し水量を調整してくれます。
反対に多すぎる場合も自動で水量を調整してくれるので、お湯の量はアバウトでも大丈夫です。
⑤運転スタート
後は運転スイッチを入れたら自動で洗濯できます。
簡単ですね(^^)/
すすぎのコツ
残り湯の洗濯について調べていると、お風呂残り湯で洗濯する場合は『すすぎは水道水でやりましょう!』と書いていました。
理由は残り湯は雑菌があるので、すすぎまで残り湯にしてしまうと臭いの元になるとの事(雑菌や臭いについては後述します)
この時私が思ったのは『洗濯機にはすすぎだけ水でする設定があるのか?』ただ、調べてもそんな設定はありません。
なので、もうわからないなら失敗してやってやろう精神で、実際に残り湯で洗濯をした結果すすぎのコツがわかりました。
すすぎは、水道栓を開けて洗濯すると自動で洗濯機が水道水ですすぎをしてくれます。
なので、ややこしく考える必要もなくポイントは洗濯の際に水道栓を開けておく!これだけです。
こうすれば、残り湯は洗いで使いすすぎは水道の綺麗な水で洗濯する事が可能です。
ちなみに、残り湯は洗いが終わったら自動で排水溝に流れていきます。
普段から洗濯している方にとっては当たり前かもしれませんが、慣れていない方や初心者の方は私と同じような疑問を抱いた人もきっといると思い、あえてすすぎについて書きました。
実際にやってみた感想や効果
お風呂の残り湯で洗濯するメリットは、水に比べ油や汚れがよく落ちることです。
また、洗剤の効果を充分に発揮できる温度が40~50℃なので、それもあいまって洗浄効果が期待できるのです。
実際にやってみて、水よりもお湯で洗濯した方が汚れが落ちている実感があります。
洗濯後の臭いなども特に気にならないので、しばらくは残り湯で洗濯をします。
洗濯の専門家もお湯で洗濯する事で臭いや汚れの8割は解決できると言及しています。
また、お湯で洗濯する事で洗剤も溶けやすくなり洗剤の残りかすも取れるのもメリットです。
ちなみに、お湯を使っても落ちない頑固な汚れやシミには、つけおき洗いが効果的です。
下記の記事は、実際につけおき洗いをした服のビフォーアフターの写真を載せています。
どれくらいの効果があるのか、やり方なども解説しているので是非参考にしてください。

残り湯で洗濯する時に疑問に思った事
残り湯で洗濯する際に個人的に思った疑問について次の章で説明していきます。
本当に節約できるのか?
残り湯の洗濯は節約に効果的とよく見ますが、どれくらい節約できるのでしょうか?
参考に少し考えてみました。
1回の洗濯に使う水の量を50Lとすると、そのうちの半分ほど約25Lを残り湯で洗濯できます。
東京都の場合だと、水道料金と下水道料金を合わせて1立方メートルあたり372円。1リットルあたりで計算すると0.37円。
よって毎日洗濯をする場合だと、0.37円×25L×365日=3,376円。
1年間で約3,400円の節約になりますね。
洗濯の量によっても変わってくるので、各家庭で金額は変わってきますが、間違いなく節約できると言えそうです。
私の場合は風呂水ポンプ約2,000円を購入しているのですが、年単位で見ても節約になりますね。
臭いや雑菌は大丈夫?
もちろんお風呂に入った後の残り湯には、雑菌や垢が存在しています。
ただ、基本的に人間の体に付着し共生している菌は無害ですし、垢は皮脂なので油はお湯で落ちます。
そのため、残り湯を使用しても全く問題はありません。
ただし、なるべく早めに残り湯で洗濯しましょう。
時間が経てば経つほどお風呂の残り湯に雑菌が増えていきます。
一晩残り湯を放置するだけで雑菌の数は約1,000倍になるので、残り湯で洗濯する場合はなるべく早くしましょう。
また、臭いに関してはすすぎを水道水でする事で解決できます。
綺麗な水で最後に洗い流すので気にするほどでもありません。
入浴剤入りのお湯は洗濯に使用してもいい?
使えるかどうかの判断は、入浴剤を見れば簡単にわかります。
「残り湯洗濯可能」などの表示が書いてあれば基本は大丈夫です。
それ以外に入浴剤を使うことで、色移りがしないかも気になりますが、これも入浴剤に書かれていることが多いです。
ただ、白い服には色移りしてしまう可能性が高いのでなるべく避けるようにしましょう。
まとめ
残り湯で洗濯についてまとめると…
すすぎは水道水で(水道栓を開けると自動で綺麗な水でできる)
節約に効果あり
残り湯で洗濯する際はなるべく早く使う(雑菌や臭いの原因になる)
入浴剤は必ず残り湯使用可能かどうか確認(基本白はやめる)
これらのポイントに注意して残り湯で洗濯してもらえればと思います。
臭いについては、私は気になりませんでしたが人によっては、嫌な臭いを感じる場合もあるかもしれません。
そもそも残り湯の汚れた水で洗濯する事に抵抗がある人もいますしね。
やるかやらないかは、個人の自由ですし感じ方も人それぞれです。
ただ、汚れも落ちやすく節約に繋がるのは事実なので、我が家では残り湯を積極的に活用していこうと思います。
残り湯で洗濯をしてみたいという方は、今回の記事を是非参考にしてくださいね。
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