こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
いきなりですが、服についたシミや頑固な汚れって、洗濯してもなかなか落ちないですよね。
特に白系の服のシミって目立ってしまい、クリーニングに出すのも良いんですが、そのたびにお金がかかるのもネックです。
でも、クリーニングに毎回行くのも面倒だし、可能なら自分で頑固な汚れやシミを落としたいものです。
そこで、簡単にしつこい汚れやシミを落とせないか、自分なりにいろいろ調べてみました。
その結果、洗濯でのつけおき洗いが効果的と知ったので、実際に汚れたYシャツを使ってどれだけ効果があるのか試してみました。
そこで、今回の記事では、実際に洗濯でのつけおき洗いをした手順と、方法を画像付きで解説していき、その効果についても触れて行きます。
簡単にでき、汚れやシミにも驚くほどの効果があるので、頑固な服の汚れで悩んでいる方や、洗濯でのつけおき洗いの方法がわからない方は是非参考にしてくださいね。
つけおき洗いとは
洗濯でのつけおき洗いとは、洗濯機を使わずに洋服を洗う、いわゆる手洗いと呼ばれる洗濯方法です。
洗剤を混ぜたぬるま湯に衣類をつけおく事で汚れや、シミを取ります。
ごしごしと擦ったり、洗うのではなく、時間をかけてお湯につけ汚れをふやかすので、デリケートな服や、汚れが酷い服どちらにも向いた洗濯方法です。
化学繊維(ポリエステル)やマイクロファイバーなどの高温に弱い素材にも、つけおき洗いは、ぬるま湯を使用するので服を傷めず汚れや匂いを落とす事ができます。
そんな素敵なつけおき洗いですが「どれくらいの効果があるんだろう?」そう疑問に思う方もいるかと思うので(後でもまた登場しますが)実際に今回つけおき洗いをした服のビフォーアフター画像を先に紹介します。
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どうですか?
なかなか衝撃の効果ですよね(^^)/
やり方も簡単なので、詳しく解説していきますね。
過炭酸ナトリウムやオキシクリーンは弱アルカリ性の洗剤です。
煮洗いとは、高温のお湯に衣類をつけて皮脂や汚れを落とす洗濯方法で、より強力に汚れや匂いの元を絶つことができます。
衣類の素材が綿や麻などで洗濯機では、匂いが取れない場合は煮洗いを試すといいでしょう。
煮洗いについては下の記事が、画像つきで詳しく解説しているのでわかりやすいです。
つけおき洗いの手順
早速つけおき洗いの手順について解説していきます。
- バケツに40℃~50℃のお湯を貯める
- 洗剤を入れる
- 服を入れて全体が浸かったら放置する
- バケツ(容器)から取り出し、すすいで汚れを落とす
- 洗濯機に入れて洗濯する
洗面器や浴槽なんでも可で量によって調整してもらえればいいです。
洗剤はなんでもOKですが、今回は頑固なシミを落としたいので、過炭酸ナトリウムと重曹を1対1で入れています。
まんべんなく服全体が浸かるようにトングなどで調整し、20分~60分放置します。
今回は頑固なシミなので60分放置しました。
そのまま洗濯機に入れても良いですが、妻に怒られそうなので私は汚れを水で落としました。
脱水だけでも良いとの事ですが、洗濯した方が汚れも落ちそうな気がしたので洗濯機で洗濯しました。
基本的には「洗剤を溶かした水に入れて放置する」だけでOK。手間はほとんどかからないので、ふだんの洗濯でも簡単に取り入れられます。
つけおき洗い用意する物
つけおき洗いをする為に用意する物を説明します。
- 酸素系洗剤(過炭酸ナトリウム)
- 重曹
- バケツ(なくてもいい)
- トングや菜箸(なくてもいい)
上記の物は、実際に私が用意した物を書きましたが、無くても全て代用できます。
洗剤は酸素系洗剤と書いていますが、家にあるものならなんでもOKで、重曹が無くても問題なく、洗剤だけでも充分効果はあります。
上記の過炭酸ナトリウムは酵素系の洗剤よりも強力で、重曹と組み合わせると最強です。
ちなみに、どちらもダイソー100均で購入できますよ。
ただ、今回私はYシャツのシミを取りたかったので、汚れやシミには、酸素系洗剤と重曹が最強なので2つを使用しました。
また、バケツは洗濯するYシャツを入れるように使いましたが、なければ鍋でも洗面台でも、浴槽でもなんでもいいです。
トングや菜箸は、ぬるま湯に入れた衣類をまんべんなく浸かるようにするために使います。
お湯の温度が40~50℃近くあるので、熱い人や肌が弱い人は使用すればいいですが、手でできる人ならいりません。
実際私も、思っていたよりお湯が熱くなかったのと肌が強いので、手でかき混ぜました。
そのため、特に改めて用意しなくても家にある物だけで、つけおき洗いは可能です。
つけおき洗いの重要なポイント
実際のつけおき洗いの手順を説明する前に、重要なポイントを先に説明します。
途中でも言いましたが、つけおき洗いの時は必ず、40℃~50℃程度のお湯を使うようにしましょう。
汚れは水温が高いほど落ちやすく、水で落ちない汚れもお湯で洗うだけでかなり効果があり、洗剤もお湯の方がより汚れが落ちます。
特に、過炭酸ナトリウムは水温50℃前後が最も効果的に機能するので、その温度をキープすると洗浄力が高いです。
ただし、お湯の温度が高すぎると素材によっては痛んでしまうので、しつこいですが、40℃~50℃のぬるま湯がベストです。
また、少しの時間のつけおきなら湯の温度は40℃を切らないと思いますが、外気が寒かったり、30分以上つけおく場合は蓋などして温度が40℃を切らないよう工夫した方がいいでしょう。
これは、お湯の温度が40℃を下回ると洗浄効果が落ちてしまいます。
実際にやったつけおき洗いを画像付きで解説
ここからは、実際に私がやった、つけおき洗いの方法を画像付きで紹介していきます。
まずは、今回つけおき洗いするYシャツの紹介です。
画像からも、黄ばみが伝わる強烈な汚れですが、つけおき洗いする事でどうなっていくのか楽しみです。
①まずはバケツに40~50℃のお湯を入れていきます。
設定温度は冷める事を考えて50℃に設定します。
②洗剤を入れる。
洗剤の分量は適当ですが、過炭酸ナトリウム1重曹1の割合を意識して入れました。
本当はきっちり測るべきなのでしょうが、ある程度アバウトでも大丈夫です。
③服を入れて全体が浸かったら放置する。
熱い人はトングや菜箸などを使用してくださいね。
洗剤を入れたぬるま湯に服全体が浸かるように、調整していき放置します。
今回はシミが強烈なので、60分つけおきで放置しました。
④バケツ(容器)から取り出し、すすいで汚れを落とす。
水でささっと汚れを落としていきます。
ちなみに、つけおき洗いの段階でどこまで汚れが落ちたのかというと…
完璧ではないですが、結構シミが薄くなった感じがします。
⑤洗濯機に入れて洗濯する。
最後は、洗濯機にいれて仕上げです。
つけおき洗いが終わった段階では、まだ黄ばみが少し残っていましたが、洗濯機で洗った後はどうなっているでしょうか?
結果については次の項目で紹介していきますね。
『結論』つけおき洗いと洗濯機の組み合わせは最強!
ここまで見て、もうわかって頂けたと思いますが、つけおき洗いの後は洗濯機で洗濯した方がより、汚れが落ちます。
改めて比較してみましょう。
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つけおき洗いでかなり汚れが落ちましたが、まだ少しシミのようなものがあります。
ただ、その後洗濯機で洗うとより汚れが落ちているのがわかりますね。
結論としては、つけおき洗いをして洗濯機で洗濯するのが、一番汚れやシミに効果的だという事が今回実証されましたね。
下記の記事に洗剤投入口に入れるべき理由や効果について、詳しく解説しているので参考にしてください。
もちろん、使った洗剤が、過炭酸ナトリウムと重曹の最強コンビだったのも大きいと思います。
つけおき洗いだけでも、かなりの効果はありますが、より効果を得るなら洗剤や洗い方も工夫するのがポイントです。
【追記】過炭酸ナトリウムと重曹の組み合わせは効果減?
最近知ったのですが、過炭酸ナトリウムと重曹を混ぜると効果が薄れるようで…
どちらも同じアルカリ剤なのですが、重曹の方が弱いアルカリ性です。
過炭酸ナトリウムのphは10.5重曹は8.5で、この2つを混ぜると過炭酸ナトリウムの持つ酸化力が弱くなり、結果的に汚れを落とす力も落ちてしまという訳。<p>
なので、それぞれ単品で使用した方がより効果が発揮されるようです。
本や雑誌で、過炭酸ナトリウムと重曹を混ぜて使っているのを見たので私としては、てっきり効果が上がると思っていました。
とはいえ、今回の記事で実際にやったシャツの汚れは過炭酸ナトリウムと重曹を組み合わせた物でキレイになったので、一定の効果はあるのは間違いないです。
そのため、単品で使用するのか混ぜて使うのかは自己判断でしてもらえればなと思います。
ちなみに、過炭酸ナトリウムと重曹の違いや用途別の使い方を下記の記事にまとめたのでよかったら参考にしてください。

つけおき洗いの注意点
ここまでは、つけおき洗いの方法や、効果について説明しましたが、次の章では注意点について解説していきます。
お湯の温度が高過ぎはNG
つけおき洗いをする際は、お湯の温度が高すぎないようにしましょう。
綿や麻などの素材は丈夫で高温でも大丈夫ですが、化学繊維など熱に弱い素材の場合、高温のお湯につけると生地が傷みシワやヨレの原因になります。
つけおき洗いは、ぬるま湯を使用するので、デリケートな素材でも洗濯できる方法です。
そのため、必ず衣類のタグを確認し、記載されている温度以上のお湯にはつけないようにしましょう。
つけおき洗いの基本は、ぬるま湯につけて汚れを落とします。
そのため、煮洗いのような高温にする必要はないです。
洗剤の入れすぎに注意
洗剤をたくさん入れれば、それだけ汚れが落ちると思いますが、洗剤の入れすぎは逆効果です。
汚れと一緒に色や柄も落ちたり、すすぎ残しができやすくなったりとデメリットが多いので洗剤の入れ過ぎには注意してくださいね。
各洗剤に記載の分量を守る事で、柄や色落ちなどを防ぐ事ができます。
今回私が、ある程度アバウトに洗剤の分量を決めたのは、柄や色落ちの心配がないYシャツを洗濯したからです。
長時間のつけおきはNG
汚れや臭いを落としたいからと、長時間のつけおきはやめた方がいいです。
洗濯物をつけ置きした洗剤液は、かなり汚れています。
洗剤には再汚染防止効果がありますが、注意すべきはポリエステル素材です。
ポリエステルは汚れた水に浸けておくと汚れを吸収して黒ずんでしまいますし、染料が溶けて他の衣類に色移りしてしまう可能性もあります。
そのため、つけおく時間は長くても60分程度にしておくのが無難です。
おしゃれ着には、おしゃれ洗剤を使用
デリケートな衣類には、普通の洗剤を使うより、おしゃれ洗剤を使うといいです。
『エマール』などのおしゃれ着用洗剤は繊維に負担が少なく、縮みなども起きにくいので安心して洗濯ができます。
こういったおしゃれ洗剤は、シルクなどのデリケートな素材などにも使え、色あせやヨレ、縮みなどのダメージも少ないので、おすすめです。
まとめ
洗濯でのつけおき洗いを知った時、初めは面倒に感じましたが、実際にやってみると、ぬるま湯につけて放置するだけなので、めちゃくちゃ簡単でした。
また、簡単だけでなく、効果も絶大なので、頑固な汚れやシミで悩んでいる方は騙されたと思ってやってみてはどうでしょうか?
私も、Yシャツのなかなか落ちないシミが消えたのは、爽快でしたし、予想以上の効果で驚きました。
洗濯でのつけおき洗いは、シミだけではなく、皮脂や汗などの匂いの元も落とせるので、干す前の生乾きでも、嫌な匂いがしないんです。
用意する物も簡単で、効果も絶大なので、やらない手はないですね。
今回の記事が皆さまの一助になれば幸いです。
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