こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
結婚式の二次会に何度か参加したことがある方なら、会費について一度は『高くない?』そう思った経験がありますよね?
私も、友人や上司の結婚式に何度も参加したことがありますが、今までで一番高い二次会の会費は10,000円でした。
この時は流石に高いな~と感じましたが、この二次会に参加してみると、会場もオシャレで料理も美味しく、景品も豪華だったので、帰る時には満足している自分がいました。
この経験から、わかったのは、ゲストが二次会の金額を高いと感じるか妥当と感じるかは、料理のクオリティーや会場の雰囲気、景品の種類など様々な要素で変わるという事です。
そのため、会費が高いかどうかについては二次会に参加してみないと、実際のところ判断は難しいです。
とはいえ、結婚式の披露宴に相場があるように、二次会の会費もある程度相場があります。
そのため、今回は結婚式の二次会の会費の相場についていろいろな角度から、紹介していきます。
その他、ゲスト側の意見として『会費はいくらまでなら高いと感じるのか?』このことについても解説していきます。
結婚式二次会の会費の相場
下の表は2013年~2018年までの二次会の会費を男女別に見た金額です。
0~3千円未満 | 3千円~4千円未満 | 4千円~5千円未満 | 5千円~6千円未満 | 6千円~7千円未満 | 7千円~8千円未満 | 8千円~9千円未満 | 9千円~1万円未満 | 1万円以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018年調査(男性) | 1.6% | 3.2% | 5.5% | 7.1% | 6.8% | 21.8% | 42.2% | 5.2% | 6.5% |
2018年調査(女性) | 2.3% | 5.5% | 6.5% | 15.3% | 1.75% | 37.7% | 10.7% | 0.6% | 3.9% |
2017年調査(男性) | 0.6% | 4.2% | 6.9% | 9.7% | 10.6% | 17.8% | 42.3% | 3.3% | 4.5% |
2017年調査(女性) | 0.6% | 8.1% | 7,5% | 16.6% | 16.9% | 36.4% | 10.5% | 0.6% | 2.7% |
2016年調査(男性) | 1.3% | 4.5% | 3.0% | 10.8% | 9.3% | 18.3% | 41.9% | 5.5% | 5.5% |
2016年調査(女性) | 2.3% | 5.5% | 9.0% | 12.3% | 21.9% | 34.2% | 12.3% | 0.8% | 1.8% |
2015年調査(男性) | 1.8% | 4.7% | 2.9% | 9.7% | 8.4% | 20.8% | 40.8% | 6.1% | 4.7% |
2015年調査(女性) | 3.4% | 5.0% | 5.0% | 14.9% | 20.7% | 36.9% | 10.7% | 0.8% | 2.6% |
2014年調査(男性) | 2.3% | 3.3% | 6.1% | 11.7% | 9.0% | 19.3% | 40.9% | 4.3% | 2.5% |
2014年調査(女性) | 3% | 6.3% | 7.9% | 13.2% | 23.9% | 36.3% | 7.9% | データなし | 1.5% |
2013年調査(男性) | 1.6% | 3.9% | 3.7% | 13.3% | 10.8% | 15.2% | 40.4% | 5.9% | 5.1% |
2013年調査(女性) | 2.5% | 7.2% | 7.1% | 17.6% | 20.5% | 33.3% | 9.3% | 0.2% | 2.3% |
年によって多少の違いがあるとは言え、傾向は同じですね。
特に多いところを赤太字にしましたが、全体から考えると…
- 男性:7,000円~9,000円
- 女性:6,000円~8,000円
ざっくりとこの価格帯が相場だと思います。
ちなみに、シンプルに平均を出すと、男性が7,300円、女性が6,400円といったところですね。
ただし、二次会の会費は地域によっても違いがあったりします。例えば、安い傾向のある地域で上記の相場に合わせた価格で二次会を開いてしまうと、参加者がイメージする価格と多少の差異が出る可能性もあります。
そうしたところを避ける意味で、各地域の二次会費の相場も見ていきましょう。
各地域での二次会の会費の相場
地域でも二次会の会費は違います。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
北海道 | 3,000円~4,000円(71.4%) | 3,000円~4,000円(72.9%) |
青森・秋田・岩手 | 3,000円~6,000円(80.6%) | 3,000円~6,000円(87.8%) |
宮城・山形 | 5,000円~6,000円 (46%) | 3,000円~4,000円 (38.7%) |
福島 | 4,000円~6,000円 (68.4%) | 4,000円~6,000円(57.0%) |
茨木・栃木・群馬 | 5,000円~7,000円(59.5%) | 4,000円~6,000円(64.4%) |
首都圏 | 7,000円~9,000円 (64%) | 7,000円~9,000円 (48.4%) |
新潟 | 5,000円~7,000円(73.4%) | 5,000円~7,000円(77.1%) |
長野・山梨 | 5,000円~7,000円(61.9%) | 4,000円~6,000円(61.9%) |
富山・石川・福井 | 6,000円~8,000円 (66.7%) | 5,000円~7,000円(73.5%) |
静岡 | 6,000円~8,000円(61.8%) | 5,000円~7,000円(65.2%) |
東海 | 7,000円~9,000円(72.9%) | 6,000円~8,000円 (74.3%) |
関西 | 7,000円~9,000円(62.0%) | 7,000円~9,000円(58.7%) |
岡山・広島・山口・鳥取・島根 | 5,000円~7,000円(69.4%) | 4,000円~6,000円(68.5%) |
四国 | 4,000円~6,000円(50.4%) | 4,000円~6,000円(57.6%) |
九州 | 4,000円~6,000円(66.7%) | 3,000円~5,000円 (82.6%) |
この金額は、各地域の相場(平均値)を表にしています。
実際に、表を見てもらうと、各地域でも相場(平均値)が大きく違うのがわかります。
例えば、首都圏や、東海、関西では男性の場合半数以上の割合で7,000円~9,000円の二次会費を支払っています。
反対に、北海道では男女とも7割以上が3,000円~4,000円の二次会費になっており地域で二次会の会費が大きく違うのが、ハッキリわかりますね。
ここまで大きく金額が違う理由は、地価の違いもありますが、それ以上に地域独自の習慣も大きいです。
例えば、北海道では会費制のウェディングが主流で、結婚式に出席した人がそのまま二次会にも参加します。
首都圏のように『結婚式に招けなかったからせめて二次会だけでも、招待しよう』こんな考え方はあまりないようです。
そのため、ゲストの負担を考えて、二次会の費用をできるだけ安く抑える傾向にあります。
ちなみに、北海道以外の多くの地域では支払っている金額の多い層にそう違いはありませんが、最初でも少し触れたように、平均を取ると明らかに女性の方が安かったりします。
そのため、次の項目では男女での二次会費の差を見ていきましょう。
男女の二次会費用の差
男女別の二次会費の平均をわかりやすいようにグラフにしました。
ちなみに、男性では「8千円~9千円未満」が42%と、もっとも多く続いて「7千円~8千円未満」が22%と続き、平均は7,300円です。
また、女性では「7千~8千円未満」が38%で最も高く、「6千~7千円未満」が18%、「5千~6千円未満」が15%で続き、平均は6,400円になります。
これを見ると、男女で約1,000円程度、二次会の会費が違うのがわかります。
この金額は、私の感覚的にも納得で、今まで参加した二次会のほとんどが男性の方が女性よりも、会費を1,000円程度多く支払っていました。
男女で1,000円程度二次会費が違うのは私の感覚的にも、かなり納得の数値です。
ただ、何故男女で二次会の会費に差があるのでしょうか?
その理由について調べたので紹介します。
男女で違う理由
男女で会費の金額が違う理由について説明します。
- 男性の方が女性よりも食べる量や飲む量が多い
- 女性はお洒落(髪のセットやドレス)にお金が掛かる
二次会に参加した人の意見を聞くと、これらの理由が考えられます。
ゲストが高いと感じる金額
ここまでで、二次会の会費の金額の相場を含め、男女や地域差でも金額が変わるというのがわかって頂けたと思います。
全国的な相場を見ても男性7,300円、女性6,400円となっており、二次会の会費は7,000~8,000円を超えない程度が妥当と言えそうですね。
逆にそれ以上の金額になると、料理の内容や景品の質にもよりますが、高いと感じてしまう事が多いと思います。
私が今まで参加した二次会では、7,000円~8,000円程度(私は関西在住なので平均よりも高い地域)の会費が多く、それ以上の会費9,000円以上になると、高いと感じましたし、友人も同じ意見が多かったです。
個人的な意見ですが、二次会の景品はなしで、その分料理の質を上げて、会費は安い5,000円ぐらいの方が嬉しいですね。
新郎新婦としては、特別な場なので二次会も盛大にしたいという想いも充分わかります。
ただ、二次会で一番大事なのは、参加してくれたゲストに対しての感謝の気持ちなので、質素でもいいですからゲストの負担を考えて会費を抑えてもらう方が嬉しいです。
会費は高くても会場や料理・景品が豪華ならまだわかりますが、全てが低クオリティなら、参加しているゲストも納得してくれません。
会費を上げて無理に料理や会場にお金をかけるよりも、ゲストとなるべく写真撮影や談笑できる二次会の方が喜ばます。
是非ゲストに負担させる発想から安くなる工夫を考えるのが、ゲストに対しての想いやりです。
ゲストが負担するもの
では、ゲスト側は何なら二次会の会費で負担しても納得できるのでしょうか?
次で詳しく見て行きましょう。
飲食代
自分達が飲み食いする分ぐらいは会費として負担しても良いと考えている人は多いでしょう。
ただし、会費が高い割に料理やお酒の質が低いとゲストは不満を持ちます。
会費を上げるなら料理とお酒の質は高くしてあげましょう。
二次会の食事は多くの人が、楽しみにしています。
美味しい食事と料理があれば、少々会費が高くても納得できる人も多いです。
ちなみにですが、結婚式の二次会にはご祝儀がいりません。その理由は新郎新婦にとって二次会は参加してくれたことがお祝いだからです。
二次会のご祝儀や、お祝い、プレゼントについてもっと知りたい方は下の記事が参考になります。
結婚式二次会にご祝儀は必要?お祝いやプレゼントについても解説!
景品
二次会のゲームに出る景品などは、会費として含まれていてもゲストは納得できるでしょう。
ただ、景品が全員が貰えるものではないので、中には景品はなしにして、会費を抑えて欲しいと思う人もいるかもしれません。
私は、結婚式の景品でカタログギフトでお肉が当たりましたよ。
個人的にはカタログギフトは結構おすすです。
景品にこだわるのも良いですが、会費を抑えつつ景品もなるべく多くの参加者に当たるようにできるといいですね。
プチギフト
お菓子やタオルなどのプチギフトも二次会の会費として含まれていても問題ないかなと思います。
個人的には、プチギフトはそこまで重要じゃないと思っています。
ただ、女性の方などは、下記のようなちょっとしたお菓子や、もしくは雑貨を貰うと嬉しいと答える人が多かったです。
新郎新婦が負担するもの
ここまで、二次会の会費でゲストが負担しても納得できるものを紹介しました。
反対に、会費の費用に含まれると『ちょっと!』と、そう思う項目は何があるのでしょうか?
司会代(プロの司会に頼んだ)
例えば新郎新婦が二次会の司会をプロに頼んだとします。
当然プロなので、そこに司会代が掛かってきますが、二次会の司会は友人にも頼むことができますよね?
そのため、プロに頼んだからと司会代を会費でまかなうのはゲストとしては納得しにくいでしょう。
誰に司会を頼むのかは自由ですが、そこは新郎新婦が負担して欲しいと思います。
衣装代
披露宴と二次会で花新郎新婦の衣装が変わったり、何かの演出の度に花嫁のドレスが違う場合は当然ですが、衣装代が掛かります。
この時の衣装代を会費で賄おうとするのは、ゲスト側からすれば納得しにくいものがあります。
衣装を変えたり、着たいドレスがあるからとゲストの負担を増やすのは、あまりおすすめしません。
それと、結婚式(挙式・二次会含め)どんな服装や(男性なら)ネクタイを選べばいいのか?疑問に思っている方は下の記事が参考になります。
身内だけの結婚式の服装はどうするべき?これを読めばもう迷わない!
結婚式のネクタイの色、友人なら何を選ぶ?マナーに合って人気の色は
ケーキカットやキャンドル代
キャンドル代やケーキカットの演出は華やかですが、その分お金が掛かります。
そのため、華やかにしたいからと会費を高くするのは、やめた方がいいです。
華やかな演出に憧れるのはわかりますが、二次会はゲストと一緒に楽しむ場という事を考えましょう。
まとめ
今回は二次会の会費の相場について説明しつつ、ゲストが高いと感じる金額についても紹介しました。
会費が高いと感じる要因としては、新郎新婦の見栄えに関わるものを会費に含めると、良くないのがわかります。
若い新郎新婦の場合は、多少多めに会費を取っても文句は言われないと思いますが、なるべくゲストに掛かる負担を減らしてあげた方が喜ばれます。
会費に何を含めるかの考え方としては、『結婚式に参加してくれたゲストの為』これを元に考えるといいでしょう。
私もたくさんの二次会に参加してきましたが、『行ってよかった』そう思える二次会は新郎新婦のおもてなしの心がありました。
結局会費が高いか安いかどうかではなく、新郎新婦側は感謝の気持ち、参加する側はお祝いの気持ち、この二つが一番大事だと思います。
今回の記事が皆さまの一助になれば幸いです。

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